■はじめに
「プロファシリテーター」の肩書に惹かれて本書を手に取りました。コロナ禍で対面の会議が減り、オンライン会議が一般的になったという方も多いと思います。本書を参考に会議のやり方を今一度見直してみても良いかもしれません。
■本の内容
書名:ゼロから学べる! ファシリテーション超技術
概要:2020年10月発売
著者情報:
園部浩司(そのべ こうじ)
出版社:かんき出版
■感想
自分の経験に照らして重要と思ったポイントを以下に纏めました。
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問いの設計がキモ:「問いの設計」が意見を引き出すキモ。会議の結論に関しては事前に落とし所を考えておくべき。ストーリーが描けるということは「良質な問い」が建てられているという証左。
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メンバーを尊重する:異なる意見でも否定せず、プラスの側面を見つける。メンバーの意見を尊重することで、各人が自分ごととして考えるようになる。
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会議を荒らされないために:会議中に怒り出す人に対しては、こちらは感情的にならず、相手の発言を受け入れる。そして会議後には必ずフォローを入れる。事前の準備でこのような自体は避けられる事が多いので会議設計を念入りに行う。
オンライン会議で難しいのがブレインストーミングなどのアイディア出しです。本書ではエクセルなどを使ったやりが方が紹介されていましたが、私は最近、Scappleというソフトを使っています。これを使うとキーワードの入力やグルーピングが非常にスムーズに進むので、オンラインでのアイディア出しが楽しくなりました。