ハカセKの書斎

ある技術者の独り言

2023-01-01から1年間の記事一覧

ファシリテーションにおける「対立」のマネージメント

前回に引き続き、ファシリテーションにおける「さばき」に関しての図解です。 今回は対立に議論における「対立」に注目したいと思います。対立をマネージするためには、思考プロセスのどこで対立が起こっているかを見極めるのが重要になります。図には思考の…

ファシリテーションにおける「さばき」

ファシリテーションに関する書籍は多数出ていますが、議論の「さばき」について触れている書籍はそれほど多くないように思います。一方で、会議において、議論が拗れてきた時の「さばき」のテクニックはビジネスパーソンの必須スキルと言えます。 とはいえ、…

米中貿易摩擦のゆくえ:予想外の中国の追い上げ

はじめに 米中貿易摩擦が激化する中、技術者目線で気になるのは、中国の半導体技術が昨今の輸出規制で弱体化するか否かです。今週の日経新聞の記事でそれを占う記事がいくつか目に留まったのでまとめてみました。一連の動きは、米国の今後の対中戦略の根本的…

話し方のすべて

大きなプレゼンの際、緊張のあまり頭ば真っ白になった経験をお持ちの方は少なくないと思います。私自身も極度の緊張状態でうまく質疑ができなくなった苦い経験が何度かあります。対策をいろいろ考えながら今では克服していますが、それがコンパクトにまとま…

申し訳ない、御社をつぶしたのは私です

◾️はじめに 本書を購入したのは約10年前で一度読んだ後に、本棚に飾っていましたが、最近、戦略やマネージメントについて思うところがあり、再び読み直してみました。改めて読み直すと新たに気づいたことが幾つかあったのでまとめてみました。 ◾️書籍の概要 …

限りある時間の使い方

時間を有効に使うことには誰しも関心があると思います。 そのために集中力を上げるスキルに目が行きがちでしたが、別の視点で書かれた本が目に留まりましたので手に取ってみました。 イギリスの全国紙ガーディアンの記者であるオリバー・バークマン氏による…

論語

論語は座右の書の一つで何度も読み返しているつもりでしたが、全体をくまなく読んだことはありませんでした。今回、現代語訳論語という本で論語の全体を読み直したときに、後半部分で新たな気づきがありました。それは、巻末近くの「季氏第十六」という章に…